「とめけん」を科学する
けん玉の技術について全然書いていないぼくです。そう、真剣にけん玉の技術について書いてみようと思ったぼくです。ただ、今日までの投稿にもあるように、メガネとけん玉で伝えたいのは、
メガネとけん玉のもつ魅力
についてなので、今までは自分の思いを書き綴ったのですが、やはりできるとより楽しいということで、今日は、「とめけん」という技について考えてみようと思います。
「とめけん」というのは、玉がとまった状態からけんに刺すという基本的な技の一つです。日本けん玉協会さんが定めた級位表では、6級にあたる技ですね。けんに刺すとき、「玉を回転をさせるとやりやすい」ということで、回転させてから刺す方がいますが、あれは「まわしけん」という技なので、正式な検定では「とめけん」とは言いません。さて、どうすれば刺さるのかというと、
玉を真上にまっすぐあげることができれば
間違いなく刺さります。そこで考えなければならないのは
なぜできないのか?
ということですが、理由は一つ。そう、
玉がまっすぐあがっていないから
なのです。では、なぜまっすぐあがらないのかを考えなければなりません。原因は主に以下の2つあります。
①手だけであげている
これは、力が入るとしょうがないですが、どうしても手首をひねってしまうのです。玉を引きあげるときに、自分の手首がくいっとひねっている場合、そのひねりが玉に伝わり、玉は横を向いてしまいます。
②玉をあげすぎている
これは、まっすぐあがっているにも関わらず、高くあげすぎてしまい、けんに刺さる前に玉がぶれてしまうのです。
この2つをまずは意識することが大切です。そして、「とめけん」を成功させるために具体的な方策を打ちます。
①ひざを使い、体全体で引きあげる
一番大切なことです。しっかりとひざを使い、玉を体全体であげる練習をしましょう。手首は基本的に固定します。
②玉は自分の胸の前まで
胸の前まであげることを意識します。そして、もう一つ。玉が下がる前にけんを玉の下にスライドさせます。下がり始めるときには、けんをしっかりと立てて「刺しにいく」のではなく「刺さる」という感覚をもちます。
③それでもだめなら、斜めにあげる
それでもうまくいかない場合、右利きなら左45度上へ、左利きなら右45度上で引きあげてみましょう。やっていると分かりますが、そうすることで、穴が利き手側に向くようになります。その穴を「斜めから刺す」感覚でやってみると、刺さりやすくなります。
なかなか文章で伝えるのは難しいですが、けん玉も
なぜ、できないのか?
を考えることが上達のコツです。そして、
失敗にも意味がある
ことを忘れずに。ぜひ挑戦してみてください。アディオス。
2016年11月1日(火)たまに見たくなる映画「ダージリン急行」
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