一周系の技
まだまだ寒い北海道…ストーブを焚くほどでもないけど、半袖で過ごせるほど暖かくもないという状況の中で、どうしたらいいか分からないぼくです。基本的に北海道の人間は、寒い冬でもストーブを思い切り焚いて、半袖でアイスクリームを食べるような感覚があるのですが、一人暮らしになると灯油を節約したい思いもある…そんなぼくです。
さて、今回は珍しく技について紹介です。
3級の日本一周、2級の世界一周、準初級に必要な県一周、1段の宇宙一周、ぼくが挑戦している銀河一周などなど…けん玉には「一周」系の技が多くあります。参考までに、日本一周の動画を紹介しておきます。
今回は、一番分かりやすい日本一周について解説をしながら、「一周」系の技を科学してみようと思います。
日本一周でまず大切なのは、
持ち方と乗せる順番
です。持ち方は、「とめけん」をやるときと同じけんグリップ。乗せる順番は、「小皿」→「大皿」の順番です。ここでのコツは2つです。
⑴小皿に乗せるときにはすでに、穴が自分に向いているとよりよい
→これが一番難しいです。玉を引きあげる際に手を前方向に回転させるイメージで引き上げます。金曜ロードショーの一番最初に映写機を回している絵が思い浮かぶと分かりやすいです。
⑵大皿に乗せるときに、玉を上げるのではなく、「けんを抜く」イメージを
→ここもポイントです。せっかく穴が自分に向いているのに、穴の位置を動かしてしまうと意味がありません。穴の位置がなるべく変わらないように「けんを抜きます」。イメージは、手の甲を上にしてコインを握りしめいている状態から、コインを離し、コインが落ちる前に同じ手で下からコインを受け取るイメージ…これは分かりづらいですね、ぼくです。つまり、玉の高さがあまり変わらないことが大事なのです。
ここまでできればあとは刺すだけです。ここにもポイントが2つ。
⑴刺すのではなく刺さる
→どうしても刺したい気持ちが優先すると、刺しにいっちゃいますが、玉が落ちてきて、穴が下に向いたところに「待ち構える」というイメージの方が上達します。そのため、穴を下から覗き込むようにやってみましょう。
⑵けんを立てる
大皿に玉が乗った状態から穴に刺すとき、玉を大きくあげてしまう人がいます。そうすると、先ほど言った「せっかくの穴の位置が変わる」のです。そうではなく、大皿に玉が乗った状態から、けんを軽く立ててやると「こっちに向いていた穴が下に来る」というのを確かめましょう。そうすれば、必ず刺さります。
「一周」系の技は基本的に、「穴の位置」をとにかく意識することが大切なのです。「どうすれば穴が自分の思い通りに動くか」を考えることで頭と体の感覚が統合されていきます。ここについては、またの機会に詳しく…
なかなか言葉で説明するのは難しいです。だからこそ、子どもたちにとってもけん玉フレンズにとっても、
できる人が近くにいる
ことが一番の近道なのです。先生でもなく師匠でもなく、
なんかできるとかっこいい「あこがれ」
を抱かせることができれば、何事も指導は必要ないのかな…なんて思う日々。少しずつ広がってきたけん玉の輪に心がわくわくする、そんな朝です。
2017年5月3日(水)外国の卵は生産方法によってたくさんの種類がある、すてき
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