参画のはしご
秋晴れの中、子どもたちと共に稲刈り作業をして気分も爽快です。子どもたちとの活動の中では、様々なことを学びます。どうしても指導者というのは、
自分の思い通りになるように
子どもたちを動かしたがりますが、そういうものでもないのだといつも反省しているぼくであります。
さて、今日は最近感銘を受けたロジャー・ハートさんの
参画のはしご
についてです。
ニューヨーク州立大学の教授であったロジャー・ハートさんが提唱したものであり、子どもや若者の参画には8つの段階があるのではないかというものです。
①操り参画
②お飾り参画
③形だけの参画
ここまでの3段階では、もう
非参画(参画とは言えない)
といってもいいです。振り返って考えてみると、このような状況に陥っていることはたくさんあると思います。いかにここから脱却を図れるかを常に考えていかなければいけないのです。
④青少年は仕事を割り当てられるが、情報は与えられている
⑤青少年が大人から意見を求められ、情報は与えられている
⑥大人がしかけ、青少年が大人と一緒に決定する
⑦青少年が主体的に取りかかり、青少年が指揮する
⑧青少年が主体的に取りかかり、大人と一緒に決定する
という8段階が提唱されています。簡単に言えば、
参画する
ということは、
子どもが主体的に考えたことに、大人が巻き込まれていく
という状況を言います。けん玉教育は、まだまだ、大人からしかけているため、参画のはしごでは、⑥にあたります。
⑥から⑧へシフトするために、どうしかけていくべきなのか…。
新たな課題に頭を悩ませながら、日々を過ごしているのですが、答えが見えないそんなぼくでした。
2017年9月30日(土)稲刈りは気持ちがいい
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