無知を楽しむ
昔、大学時代の親友に
「おい、むちのちって知ってるか?ん?」
と言われたのを鮮明に覚えています。そのときは、「また、よくわかんないこと言って!」と思っていたのです。その彼は変な男で、今まで出会った中でも一番と言っていいほど、足が臭くて、ピルクルが好きで、SASUKEの山田勝己さんが大好きだったのですが、「無知の知」を知っているほどの熱心な男だったのです。そう、「無知の知」というのは、かの有名な哲学者ソクラテスさんの言葉で、簡単に言ってしまうと、
自分自身がなにも知らないということを自覚することこそが、とても大切だ
ということなのです。今日もぼくです。
今日のテーマは、「無知を楽しむ」ということですが、この観点をもつことによって、人生はものすごく楽しくなるのだと思うのです。なんでも「白か黒か」はっきりすることも大切ですが、グレーゾーンを楽しむ余裕をもつことも大事なのだと気付く機会が多いのです。けん玉教育をどのように行うかを考える中で、
「まだまだ知らないことが多い」
と落ち込むこともあります。しかし、知らないことはまだまだ可能性がある、サッカーの本田選手がいう「伸びしろ」だと思います。特に教育というのは、なかなか何が正解なのかはっきりしない世界です。ここで大事なのはやはり、
押し付けないこと、何らかの可能性を残すこと
なのだと思います。正解を教えることはだれにでもできます。心と時間に余裕をもって、正解を模索している姿を見守ることができるできる人間こそ、本当に大切なことなのであり、面白みのある人間なのだと思います。このけん玉教育に出会い、教育者としてではなく、人間としていろいろな気付きがありました。
「知らない世界に飛び込むこと」=「無知を楽しむ」=「人間性を高める」
ような感覚です。うまく説明できないですが、そんなことを考えた今日です。
けん玉教育という新しいジャンルに飛び込む覚悟をもって…
昨日も今日も、すてきな出会いに感謝です。
2017年2月6日(月)作るのが待ち遠しいすてきなキャンドル
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