礼儀と潔さ
ここでの生活も残り2日となり、部屋にはもう何も無い状態で2日間を過ごそうとしているぼくです。環境や人にも恵まれ、とても有意義な生活を送ることができました。ただ、新天地では、最低限「今のこの生活よりも有意義にしたい」と思っています。ぼくの尊敬する人が、卒業間近の子どもたちに向けた言葉で印象的なあいさつがありました。
「みんなの6年間を水だとすると、コップに一杯の状態です。それで乾杯しよう。思い出に浸りたい気持ちも分かるけど、思い出は一度飲み干さないと、新しい思い出ができないよ。」
この感覚が非常に大切な気がするのです。もちろん感謝の気持ちもたくさんあるし、まだまだここで生活したい気持ちもありますが、新たな場所で新たな挑戦をすることを求めているぼくなのです。
さて今日は、けん玉のもつ「礼儀と潔さ」についてです。
独自のけん玉検定を行う機会があったり、仲間内で集まってけん玉大会を行うと、不思議なことが起こります。
検定員への礼儀
失敗してもぐだぐだ文句を言わない潔さ
さらには、
そこが大きなホールのステージのように神聖な場所のように輝いて見える
のです。これは、検定のやり方や声のかけかたも関係あるのだと思いますが、あんなシンプルな遊びの中に
礼儀と潔さ。そう、まるで武士の世界を見ている
ような感覚に驚くのです。
世の中はうまくいかないことに溢れています。大人が一番その世界を知っているのに、それを伝えないのは違う気がするのです。たいした効果はないかもしれませんが、けん玉を通して、
努力すること、諦めないことの大切さ
や
礼儀、潔く自分の力を認める力
などを学び取ってもらえたら、また一つ「けん玉道」に近付くと思っているのです。そんなことを考えた、飲みながらの昨夜のけん玉大会。(約2時間…)
2017年3月25日(土)釜でご飯を炊く
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