英断
人生は、いろいろある選択肢の中から「これだ!」と思ったものを選択していくものだと思います。昔、「プロフェッショナルとは?」と聞かれて、
「消去法で物事を判断し、ベストな選択ができる人」
と答えた方がいました。つまりは、いろいろある選択肢の中から、今までの経験、そのときの状況を判断し「これは違う…あれも違う…そうか、残ったこの選択肢がベストだ」という判断を瞬時にできること。
これが今日のテーマ、英断です。あ………ぼくです。
英断という言葉を辞書でひくと、
思い切りのいい判断
優れた判断
というような意味がでてきます。ここでの英断は、
優れた判断を言います。
子どもたちとけん玉を通して関わる中で、常に状況を見極めていく力が求められると思うのです。例えば「世界一周」に挑戦している子どもがいて、玉を乗せる順番やけん玉の持ち方などに課題がある場合…
間違っているけど、それを指摘するべきか…
→間違っているけど、夢中になっている様子がある
ということがよくあります。正しい方法ではなくても本人は楽しそうにしている場合、非常に悩ましいのです。もちろん、上達してほしいのであれば、指導するべきだと思います。しかし「けん玉教育」はそこが目的ではないのです。
表面だけを見ているだけでは、この判断を誤ってしまうことがあると思うのです。表面だけではなくもっと深いところを観察することこそが大切だと思います。10回判断する場面で、
10回とも英断だと言えるかどうか。その判断が、「大人の都合」ではなく、「子ども目線」になっているかどうか。
が大事なのだと思います。正直そんなことは無理です。これは、たくさんの失敗経験、成功体験、その子との信頼関係、そのときの気分などを通して、少しずつ身に付けていく能力だと思います。そのため、
その努力を惜しまない
ことはだれでもできると思います。
失敗をただの失敗にしないこと
一度成功した過去に縛られないこと
観察することを怠らないこと
真剣に向き合うこと
当たり前のことを当たり前にできる…そんな大人にわたしはなりたい。
てぃん。
2017年5月3日(水)すてきなサラダに夢中です。
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